2002年当時、日立製作所の事業部サイトやグループ企業のWebサイトは「バラバラ」に構築されており、マルチサイト症候群の典型的な患者でした。この状況を打開するために立ち上げられたのが通称「Project H」。2002年秋、サイエントはこのプロジェクトの牽引役として参画した。
サイエントは、日立サイト群のマクロな構造設計から着手し、hitachi.co.jpなどのフラッグシップサイトの再構築を通して、グループ全体に水平展開可能な各種のアセットを開発しました。2003年度には、海外を含むグループ内のWebガバナンス体制の構築を行いました。
日立グループは連結売上9兆円を超え、そのグループ会社は約1,100社。日立は「明確な意志のもとで求心力のあるグループ連結経営」への転換を決意し、その中核にブランドマネジメントを据えました。
多岐にわたるブランドマネジメントのひとつが、ブランドコミュニケーション上欠かすことのできないWebマネジメントであり、そのスコープは成長戦略上欠かせない海外市場にもます。
2002年当時、日立グループのWebサイト群は日立製作所の各事業部、グループ各社が個別に作り上げたバラバラなWebサイトの集合体であり、ブランドマネジメントの観点からは問題が大きい状況にありました。それを打開するために立ち上げられたのが「Project H」です。
このプロジェクトがフェーズ1として掲げたのは、グローバルな大企業グループとして恥ずかしくない「真っ当なサイトで構成されたサイト群」への脱皮です。シーメンスやGEが日立にとっての具体的なターゲットとなりました。
「Project H」が最初に目に見える成果として世に送り出したのがhitachi.comとhitachi.co.jpです。サイエントはこれらWebサイトの構築を通して、日立グループの全体に水平展開可能な各種アセットを開発しました。現在、日立グループで広く用いられているビジュアルシステムは、Webサイト群を「真っ当な状態」に保つ上で最も重要な役割を担っている共通アセットの1つです。2005年2月現在、日立グループサイトのビジュアルシステム適用率は国内9割以上 (製作所関連) 、6割強 (グループ会社) 、海外約3割に到達しています。
Webサイトは日々変化しており、多数のWebサイトを一定の状態に維持するには、グループ全体にわたるガバナンス体制が不可欠です。サイエントは国内だけではなく海外のWeb責任者会議も企画し、その開催と会議後のフォローアップを実施し、日立グループ全体のWebガバナンス体制の構築を実現しました。
各組織にWebサイト再構築を要請するにあたっては再構築の支援が必要となります。サイエントは日立側スタッフと協力して、サイト構築・維持の現場を支援するツールを開発・提供しています。日立では「Noren」という本格的なCMSを使用しているが、これは必ずしも全てのWebサイトに適したツールではありません。そこで、サイエントは比較的規模の小さいWebサイト向けに通称「Genesis」と呼ばれる簡易サイト構築ツールを開発しました。このツールは現在、日立のイントラネットの構築・運営にも用いられています。
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